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虹色の精霊に導かれて…

第7章 ハワイの夜 1泊目 ①

松本視点

到着日の予定は終わって、宿泊ホテルについた。

もちろん、宿泊ホテルは公開していない。

(直ぐ ばれるよね…)


すでに、何人かのグループがロビーの隅でこっちを見ている。


俺らを守るようにマネージャー達が周りを取り囲んでいる。

マネ「さ。上に行くよ」
 マネ達がメンバーをエレベーターに誘導する。


A「はーい」
 相葉くんが返事をしてた。


俺を含む他のメンバーは、何も言わずにエレベーターに乗り込む。



チーフ「今日はお疲れ様」

A「お疲れ様です」

チーフ「いつものように、フロアすべて貸切ってるから、
 フロア内は安心して動いていいけど、
 LIVEが終わるまで、ホテルから出ない事!」


(誰も返事しない…)

チラッと腕時計を確認する。

(すぐに11時になりそう…
 今から食事に行くのは無理だよ…
 ちょい食い、飲みしているから…そんなに空いてはない…

 でも、このまま、酒に走ると…本格リハの明日が困るし…)

チーフ「わかってるね?」
 少しきつめの口調で言うチーフ。


「わかってます…」
(ここは返事をしないと、お説教になると困る…)



N「我々五人がバラバラに動くと事務所的に困るんでしょ!警備とか…」
 ニノが通過していく階の数字を見ながら言う。


チーフ「そうだよ。特に相葉さん!あんまりウロウロするなよ」
 チーフが相葉くんを指さす。

A「えーおれ?俺そんなに迷惑かける?」
 相葉くんはビックリした顔してニノに質問する。


N「迷惑……いつも迷惑か…な?」
 相葉くんの質問にそっけない返事をするニノ。


A「えぇー!うそでしょ?」
 ニノの返事に再びビックリして詰め寄る相葉くん。


(あーそんなに詰め寄ると、ニノの…)


N「迷惑かけられてる方が、迷惑だっての話だよ」
 鬱陶しそうに相葉くんを押し返すニノ。

(ほら…機嫌が悪くなった…)


 マネージャー達がクスクス笑っている。

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