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虹色の精霊に導かれて…

第12章 天然と小悪魔達♪

櫻井視点

A「大丈夫だよ。
  それより、二人がかりでウソ付くの良くないよ?
  気を付けてね?

  俺は笑って流せるけど
  そうじゃない人もいるんだから!」

 兄貴顔して笑う雅紀。


(お!雅紀の兄貴モード発動。

ニノの攻撃注意!智くん防衛用意(笑))


 智くんの手がピクッと動くのが分かった。

(智くん…大丈夫。

 今は誰も邪魔しない
 とっても、俺たちに優しい所なんだから…)

智くんの顔を見ようと思って、視線を動かしたら、虹の下に広がる赤い大地が見えた。


(ハワイの上にいるのか?)

良く見ると、黒い車から人?が出てきている。


「あ!!」

あまりにもびっくりして立ち止ってしまった。


「「「「なに?」」」」
 四人の声と視線が一遍に俺に向く。



O「翔くん!下みちゃダメ!」
 慌てた声で、俺の顔に手を持っていく智くん。


「智くん…見えない…」


O「下 見たら、足すくむよ!」



「いや、大丈夫。みんなと手繋いでるから…

 じゃなくて!

 下 見て、俺らがいる…」

智くんの手をクイクイ引っ張って合図をする。


M「あぁホントだ!俺がいる!」
 その合図で、潤が下を確認してくれた。


{側に下りますか?}
 小人のような精霊が付いていた。

A「行けるの?」
 雅紀が食いつく。

{はい
 しかし コチラと時間軸が異なりますゆえ、声掛けはお止めください}


A「行ってみよう♪」
 雅紀が潤と和也を引っ張っていく。

 和也が引っ張られると、俺も付いていく。

 だから、智くんも一緒にいく。


五人はふわっと浮いた状態で、ゆっくり降りていく。

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