
君と別れるための5つの条件
第4章 過去
カランカラン
店の入り口につけてあるベルが高らかに閉店直前の店内に響く
その音に桃李の胸は高鳴った
「いらっしゃい!小野田さん」
「こんばんは。いつも遅い時間にすみません」
最近はすっかり3人で夕飯を食べるのが定番になってきている
桃李はすごくこの時間が好きで、いつも店の仕事を全力で終わらせている
翔太がすっかり定位置になっている4人掛けのテーブルに着くと楽が3人分の晩御飯を持って厨房から出てきた
「小野田さんいらっしゃい!もうご飯出来てるよ〜」
キラキラとしたかっこいい笑顔で翔太に話しかける楽を見て桃李はズキッと心が痛むのを感じる
嗚呼、まただ……
最近楽のあの笑顔を見ると何だかモヤモヤする
楽の事はもう好きじゃないはずなのに……
楽を小野田さんに取られてしまうのが嫌なんだろうか……それとも……
いやっ、それはないはず
だって……
店の入り口につけてあるベルが高らかに閉店直前の店内に響く
その音に桃李の胸は高鳴った
「いらっしゃい!小野田さん」
「こんばんは。いつも遅い時間にすみません」
最近はすっかり3人で夕飯を食べるのが定番になってきている
桃李はすごくこの時間が好きで、いつも店の仕事を全力で終わらせている
翔太がすっかり定位置になっている4人掛けのテーブルに着くと楽が3人分の晩御飯を持って厨房から出てきた
「小野田さんいらっしゃい!もうご飯出来てるよ〜」
キラキラとしたかっこいい笑顔で翔太に話しかける楽を見て桃李はズキッと心が痛むのを感じる
嗚呼、まただ……
最近楽のあの笑顔を見ると何だかモヤモヤする
楽の事はもう好きじゃないはずなのに……
楽を小野田さんに取られてしまうのが嫌なんだろうか……それとも……
いやっ、それはないはず
だって……
