テキストサイズ

秘密

第17章 前進


大ちゃんはこれからお仕事だから楽屋を出て行ったけど

それと変わるように相葉ちゃんが入ってきた

相変わらず私服がかっこいい
スタイルもいいし

相「ルナっていつも家で何してるの?」

「プラネタリウム見てるかな」

ただの現実逃避だ
あの世界に1人でいる
でも1人な感じがしなくて
包まれているような感覚
それに毎日のように癒されている

相「今度俺にも見せてよ」

「い、いいけど」

嵐がプラネタリウム…
庶民的な
そう思ったけど嬉しかった

相「今度ルナの家行くね!みんなで」

「うん」

みんな
翔くんも来るのかな
大ちゃんも
楽しみだな

相「ルナってさ…その…好きな人いるの?」

さっきから2人してなんなのさ
今日その話二回目だよ

「いる…よ」

相「それってさ、翔ちゃん?」

そう。ってなんでそれを??
また寝言とか…
もう何やってんの自分
恥さらしもいいとこだよ

「まぁ」

頭の中を駆け巡る翔くんの顔
この人のこと考えただけで頭がパンクしそう

相「やっぱりねw」

やっぱり?
あぁもうだめだ
5人中2人に知られてる=嵐はみんな知ってる
こうなるよね
じゃあ翔くんも?

〈コンコン〉

「ルナさん準備お願いします」

ドアの外から聞こえる声に「はい」と一言だけ返事をして楽屋を出ようとした

相「俺じゃダメかな?」

不意に言われた言葉

「ダメじゃないよ」

とっさに言ってしまった

でもいい

嵐は5人だから
1人を拒否した時点で終わりだ


ストーリーメニュー

TOPTOPへ