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秘密

第17章 前進

※大野side

部屋に入った瞬間驚いた
壁一面に貼ってあるポスター、うちわ、Tシャツ…
CD.DVDラックには俺らが今までに出したものが初回盤、通常盤と全てが揃っていた
本棚には俺らが今まで出してもらった雑誌、ドラマや映画の原作、パンフレット…あと俺の作品集

その中に写真入れるアルバムがあって、
ルナに許可を得て見てみると
ジャニーズショップで販売されている
いわゆる公式写真が
全部あるんじゃないかってくらいの量で

嵐のファンの子ってみんなこうなのかな
ただ単にルナがマッチさんの娘だから?
グッズの中にはルナが生まれた直後とかのツアーのものもあるし、物心ついてすぐ欲しがるとは思えない

自分たちのグッズを興味津々に見る俺らに呆れたのか
ルナは「もういいでしょ」ってw

俺らは本当の目的であるプラネタリウムの部屋に入った

広い部屋の真ん中にある本体
この部屋にはこれしかなくて
さっきまでいた部屋と違いすぎて逆に驚く
まぁプラネタリウム見るためだけにあるんだもんね

ルナは本体の電源を入れ俺らに寝転がるように言うと
電気を消しプラネタリウムの上映?が始まった

真っ暗な空間だったはずなのに、
そこに現れるたくさんの星
真っ暗だったのが嘘のように明るく輝いた世界に変わっていく

〔お前が見てた世界見てみたいの〕

ルナが歌っていたふたりごとのこのフレーズが頭を遮った

ルナが見てる世界はこれなんだ

たとえ暗くても明るくなる
たくさんの希望で溢れてる
みたいな





















なんで気付けなかったんだろう
ルナが使っている部屋には窓がないこと

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