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秘密

第20章 思出

※櫻井side

無事今回のツアー全てが終了した

智くんがさっくんに連絡入れといてくれたみたいだけど
来てくれるかな?




俺らはいつルナが来てもいいように
シャワーを浴びいつでもでれるようにしておいた

メンバー同士で今日はこうだったねーとかとか




ドアの前から話し声が聞こえてきた
ルナだ…

ノックされる扉

智くんが出てくれて
中に入ってくるルナ

ちょっと恥ずかしかったけど
みんないつも通りにしているから
俺もいつも通りを装った


松「楽しかった??」

「うん!みんなファンサしてくれてありがとう!すごく嬉しかった!」

誰のが1番嬉しかった?
なんで聞けるわけもない



「翔くん…ちょっといい?」

「ん、えっ、俺?!」

びっくりしすぎて大きな声を出してしまった

「う、うん」

二「じゃ、俺ら向こういるんでー」

冷やかすようにして4人は1番遠いソファに座った

俺はルナの前にしゃがみ、
「どうした?」って


でもルナは顔をすごく赤くするだけで何も話してくれなくて
すごく緊張してるような



「あ…あの……しょうくん…」

「ん?」

恥ずかしがりながら話すルナが可愛すぎて
少し声が裏返った

「す…すきです……」







…?!?!?!?!

「え、それって、その…」

平然を装いきれずに意味のない言葉が口から出て行く


「ずっと好き…でも今日もっと好きになっちゃって…//」

「俺も好きだよ」


ルナは勢いよく顔を上げ俺を見つめてきた

え、言っちゃダメだったかな…

だってルナが言ってくれたんだもん
俺だって言わないと…

「本当…?」

「うん。本当じゃなきゃファンサしない」


ルナは目に涙をためている
俺も泣きそうになるよ

だって嬉しいんだもん
涙は悲しいときにだけ流れるものじゃないでしょ?

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