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秘密

第21章 発展

※大野side


ルナはまだ自分で食べられないから
俺が少しずつ食べさせてあげる

パンに、オムレツとウインナー、サラダ…
俺の手から食べてくれるのが嬉しかった



「も…大丈夫…ありがとう」

そうは言ってもまだ1/3も食べてない

「もっとたくさん食べないとプニプニなれないよ?」

「うぅ」



「食べる?」


「うん」


こういうところも好き
負けず嫌いっていうか
すごい素直


ルナが噛んでいる間に俺も食事をいただいた


俺が食べ終わった頃、半分が食べ終わって
無理している顔をしていたから

「よく頑張ったね」

って頭をポンポンすると


「大ちゃんが食べさせてくれたからだよ」

って笑顔で言ってくれる



『ごちそうさまでした』


そう言うとさっくんが来た

「えっ……」

さっくんはルナの食器を見てすごく驚いていた
それどころか目には涙がたまっていて


「さっくん?」

不思議に思ったルナが話しかけると

「初めてこんなに食べていただいて嬉しいです」


「いつもどのくらい食べるんですか?」

「もう本当に少しです…」


「これからは食べるもんね?ルナ?」

「うん!ルナねプニプニなるの、だからさっくん、これからも美味しいご飯よろしくね!」


「もちろんです」



今1番近くでルナも守っているのは
さっくんだ

毎日会って、信頼し合ってる



俺はこの方に勝てるのかな


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