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秘密

第23章 誰の

※大野side

たどり着いたのは防音室らしき部屋

そこにはたくさんの楽器が置いてあってど真ん中にはたくさんの線に繋がれたマイクとキーボード

その前にルナがいた


「…どうしたの…はぁ…いきなり」

若いだけあって速くてここにたどり着くのにも距離があって疲れた


「んふふw聴いてて!」


そう言って鍵盤に手を添えると



『雪がきれいと笑うのは君がいい
でも寒いねって嬉しそうなのも
転びそうになって掴んだ手のその先で
ありがとうって楽しそうなのも
全部君がいい』



俺らがさっき言った言葉だ
それをこんな素敵な歌に…
やっぱルナは天才だ


相「すげー!ルナ、この歌めっちゃいい!」


ルナの歌詞のいいところは
まっすぐに伝わるところ

歌詞からその風景がすぐに想像できる
この歌詞を見れば今日のことすぐ思い出せるよ

………


「ルナにとって今日すごく大切な日になった!ありがとみんな!」


もうルナは誰のものなんでわからない
俺のものでも
ルナは俺らのだ
俺1人じゃできないことが5人ならできる



そう信じてる


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