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秘密

第7章 変化

変われた気がしたんだ

変われたんだ

もう光を知ってる

他の人には分からないと思う

星がどれだけ美しいか


自分はどうなんだろう

ルナの命は美しいのかな

パパとママがいない

あの時の約束は本当だったのかな

別れたんだ離婚したんだ

これなのにルナの命が【本当】になるのか

忘れてしまいたい

全て

パパとママのこと考えずに済むように

ルナがここにいることが【嘘】だと思わないように



誰かが呼んでる

でもなにも見えないなにも言えない

本当に呼んでいるのかもわからない

なんだろうこの感じ

?「ルナ!ルナ!」

いや、呼んでるんだよ

でもわからない

こんな状態がどれほどの時間続いたのか分かるわけもない

でも聞こえるんだ

誰かが泣きながら語りかけてきてる

?「早く戻ってきて…」

それでも目は開かない言葉を発せない

発する気にもならないんだ

ただぼーっとしてるだけ

そう1人でリビングにいる時みたいに

?「ねぇ…お願いだよ…ルナ…」

なんでそんなに悲しそうなの

ゆっくり少しずつ目を開けてみる

眩しかった

目を開けたことに気がついたのか声の主らしき人が
起きた!起きた!って誰かに伝えてる

ボヤボヤしてて顔がわかるまでに時間がかかった

「相葉ちゃん…?」

相「ルナ…僕だよ!相葉だよ!わかる…?」

「分かるよ…」

それだけなのにすごく安心した顔をしたんだ

ニ「ごめん…」

大「もう…1人にしないから…」

松「もっと俺ら頼って…」

櫻「守るから…」



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