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秘密

第8章 存在

※嵐side

ボロボロになった姿のルナが家から出てきた

急いで車を降りてルナの元へかける

「嘘だった…嘘だった………嘘だった……」

それしか言わなかった

相「ルナ!落ち着いて!」

松「とりあえず車」

翔くんがルナ持ち上げて車に乗せた

みんなも乗って
ルナをずっと見ていたんだ

「捨てられたんだ…ママには…あの女の人には新しい男の人がいた…」

女の人…ルナはママと呼ぶのをやめてしまったんだ
やめたんじゃない
きっとやめさせられたんだ

「産んだ覚えないって…嘘だったんだ…ルナの命…嘘なんだ……」

ちがう…そうじゃない…
でも誰も口を開くことができなかった

「帰る……」

大「ルナ…」

「大ちゃんにはわからないよ…ママすら失ったルナの気持ちが…当たり前じゃないんだよ…みんなと違うの…」

大「わからないよ、両親失った気持ち。でもその代わりがいるだろ?本当のパパとママみたいにずーっと一緒にいることは出来ないけど、俺らがいるだろ?」

今ルナは1番辛いのかもしれない
お父さんは亡くなってしまったから諦めはつくかもしれないが
存在するお母さんに存在を拒否されしまったんだ
親と呼べる存在の人がいなくなってしまったんだ

松「あのさぁ…1泊とまりにいかない?そしたらずっとルナのそばに居られるだろ?」

相「いいね、それ」

櫻「どう?ルナ?」

「(コクリ」

一回それぞれ家に戻って準備をする
ニ度目のルナの家を訪問すると
さっくんに「ルナ様をお願いします」
って頼まれた

ホテルに向かう
極力家に近い雰囲気で狭いところ

部屋は8階
景色も良くてルナも気に入ってくれたみたいで
部屋の中を物色している

一通り見終わると「気に入った、ありがと」
ってとびきりの笑顔で言ってくれたんだ

これからもっと幸せにしてあげるからねルナ

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