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独り言*ヨガリごと

第1章 1.眠れない夜

十月 桃花(20)
彼女には付き合って4年になる彼、
山崎 龍臣(24)がいる。

仲はいたって良好。喧嘩は多々あるが…。

彼女は水商売をしながら生計を立てており、現在
彼と同棲中だ。

彼は派遣社員で、マイペースながらも
働き先では頼りにされているようだ。

周りから見れば
幸せそうなカップルに見えるだろう。
彼は一途でどちらかといえば
彼女に依存している程だ。

彼女はいうと何度か浮気をして
別れたが結局は彼のところへ
戻ってきてしまう始末。

それでも好きだと言い張る彼に
すっかり根負けした彼女は
今となっては彼がいなくては
生きていけない程一途になった。


付き合いたての頃から2年めまでは
お互いsexの経験はなく
ひたすら夢中で抱き合ったものだが、
4年も経つとそうもいかなくなる。

桃花「ねぇ、最近さ、龍臣私に迫ってこなくなったね。」

龍臣「んー(困り顔)だって桃花は夜仕事で
俺は昼だろ?逆に言えば俺がしたい時に
桃花は仕事でいねーんだもん」

彼女は納得せざるえなかった。

そう言われてしまうと言い返す言葉もないからだ。

でも、水商売はなんとも言えない人との
関わりの楽しさがあるから
辞めたいとは思わないのだ。









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