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オムツン

第25章 二十五枚目

門をくぐると石畳が続き、苔とツツジの庭。

老舗の料亭。

「いらっしゃいまし」

着物姿の女性が出迎えてくれる。

若女将だ。

三十代半ばだろう。

首筋が艶やかだ。

奥座敷に案内されるまでの間、つい、お尻に見とれてしまった。

着物におむつか…

イカンイカン、今日は大切な会合だった。

私は頭を振って邪念を払った。

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