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キョウダイ

第19章 悠ちゃんの生活





休日は悠ちゃんのアパートで、ほとんどエッチ三昧の時間を過ごした。

やっぱりキョウダイだ。

肉食系なんだよ。

でも大人だから、ちゃんとあたしに合わせて、気絶しない程度にしてくれている。

たぶんまだ遠慮しているのが分かる。

ご飯食べて、ちゃんと規則正しく、家の家事をこなしつつ、合間にエッチしている感じ。

大学での勉強もちゃんとしてるし。

お母さん。

海斗、柊斗にも。

それぞれ連絡をして話をして、後は学校で会ったら話をしたらいいって言ってくれた。

本当は学校でも会わせたくないんだよ?

そう言って笑っていた。

悠ちゃんは優しい。

ご飯も悠ちゃんが用意してくれるし、何もしなくていいって言われるけど。

じっとするのも嫌だから一緒にしている。

穏やかに休日を過ごして。

あたしが寝ている間にあたしの着替えを家から持って来てくれていた。

流石だなの一言に尽きる。

「……逃げられないようにしているんだよ?」

冗談ぽく言って笑って、キスをされた。

あたしは笑えなかった。

思えば、この時に感じた、ゾワリとした予感に。

もっと、敏感に反応していれば。

違っていたのかもしれない。

ただあたしは、甘えていただけ。

甘えたかったんだ。

子供の頃のように。

だけど、あたし達は、いつの間にか、大人になってしまっていたから。

セックスという行為が絡まってくる。

それでもあたしは子供だった。

だって高校2年生だよ。

こないだまで。

処女だったんだからね。

大人のセックスがどういうものか。

まだ、分からないよ。

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