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Everlasting Love

第4章 オーディション



3月4日。
ついに…この日が来た。
元々はお母さんと2人で東京に行くつもりだったけど、お父さんもわざわざ有給を取って東京まで来てくれた。


父親「聖輝…落ち着いてな…落ち着いてオーディション受けるんだぞ…!!」


母親「ちょっとお父さん!お父さんが一番緊張してるじゃないの!」


父親「だっだだだだって…我が愛する息子の一大イベントなんだぞ?!」


聖輝「うぅっ…手の震えが止まらない…!!」


母親「だっ大丈夫よ!聖輝なら…大丈夫!」


聖輝「うっ…うん…」


父親「くっそぉ…俺も一緒にオーディション受けれたら…!!」


母親「お父さんが一緒に行ったら間違いなく落選するわ。」


父親「母さん…?!」


聖輝「そっ…そろそろ…時間だ…!」


母親「聖輝!しっかり…自分をアピールしてくるのよ!!」


聖輝「うっうん!いっ…行ってきます!!」


父親「いってこい…!!」


僕は一人で事務所の入り口へ向かった。


聖輝「ど…どうしよう…震えが…止まらない…」

でも…行かないと…始まらない…!

僕は意を決心して、事務所へ足を踏み入れた。


聖輝「すっ…すみません!!」


ガチャッ


「はい。」


聖輝「あっあの…きっ今日…オーディション受けに来ました…すっ涼野聖輝です…!!」


「あぁ、涼野聖輝くんね。どうぞ、こちらへ。」


聖輝「はっはい…」


僕は、男の人の後について行った。


聖輝「あっあの!!」


「はい?」


聖輝「あの…おっお手洗い…借りても…いいですか…?」


「はい、こちらですよ。」


聖輝「あっありがとうございます…」


「お手洗い出て、右に曲がってずーっと進んでいただいたら大きな部屋がありますので、そこが会場になります。」


聖輝「はっはい!ありがとうございます…!」


「では、私はこれで失礼します。ご検討を祈ります。」


聖輝「ありがとうございました!」




聖輝「…よし!行こう!」


ドンッ!


聖輝「うわっ?!」


「おっと、ごめん!きみ…大丈夫?」


聖輝「はっはい…大丈夫で……す……?!」

まさか…ここで会うとは思わなかった…





















































松本潤に…

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