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声の魔法3

第1章 あれから1年

私と聡は順調に・・・時にはぶつかり合うこともあるが、お付き合いは続いている。


聡の仕事の方はアニメの主人公の友人A、通行人などまだまだ厳しい現実であるが頑張っている。もちろんアルバイトしながらである。


忙しくしてるのでなかなか会えない日が続いていてなんか淋しい・・・。
聡が遠くに行ってしまったような・・・。


スマホを握りしめる手が震える。


かけてみようか?


忙しくしてるだろうか?


ヨシッ!と気合いを入れる。呼び出し音が聞こえる。3回4回・・・。出ない・・・。しつこく鳴らす勇気もなく・・・終了。


はぁ・・・


直後に聡からの電話が・・・


『もしもし聡?』


『・・・あなた聡君の友達?』

『・・・・』


『聡君は今大事な時なんだから、連絡しないで。迷惑よ。』


それだけ言って通話は切れてしまった。

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