背徳教師
第7章 七時間目
「―――鬼頭…先生?」
振替ると……
倉庫の扉の前に…世曽井が驚いたように口を手で押さえ立っていた…
「“何を突っ立っている”」
これも、キャラのセリフ…
ここからは、俺は乙女ゲームのキャラ“体育教師・鬼頭 拳(キトウ・ケン)”である…
一応…キャラになりきるためにゲームは、一通りやったから…どうにか振る舞えるにちがいない…
「“どうした?具合でもわるいのか?”」
俺は、鬼頭になりきり世曽井に近づく―――――…
「嘘…凄い似てる…ヤバい!」
世曽井は、俺の姿にテンションが上がっていく
「“川井君?”」
俺は、世曽井を“川井”と呼び抱き寄せる…
そう、今回はゲームの世界を完コピした上で!コスプレ“背徳”プレイに挑戦する作戦だ…