背徳教師
第9章 九時間目
「え?…塾に…見学ですか―――?
私は、構いませんが――…」
梓川 璃々香は、驚いたように俺を見る―――…
清楚なお嬢様…と、言ったイメージの璃々香は、俺の申し出に戸惑いながら、その場で母親に連絡をしてくれた…
綺麗な黒髪が胸の辺りまで延びている璃々香の後ろ姿は…なんとも言えず…美しく感じた―――――…
背筋もピンと伸びている…
躾が厳しかったのだろうか…璃々香の所作には、無駄が無い……そんな感じがした…
こう言う生徒を淫れさせるのも…“背徳求愛者”の醍醐味なのだが…
今は、来月の公開授業に集中しなくては…