
背徳教師
第10章 十時間目
数日もたつと…
学校でも楽しげに会話をする二人を見かけるようになった…
奥さんの出産まで……時間がない――――…
だが…焦ることはない…
ゆっくり――――…
“背徳”は作られる…
数日後…和重先生から勉強を見てもらったと…乙原からメールが来た
自分の勉強レベルが恥ずかしくなった―――――…と、これまでの行いを反省していた…
和重先生と関係を築きたいと言うだけで、あれだけの集中力を発揮できたのだ…今からでも克服できるはず…
俺は、乙原にメールの返信をする…
『…勉強をこのまま見てもらいなさい―――…
その勉強を…貴方の武器とし和重先生ともっと…親しく接近しなさい――――…
貴女の中で…告白のタイミングが訪れますから―――…』
そう、ベタなシチュエーションだが――――…“背徳”初心者の二人だ…
普通の始まりで…調度いいだろう…
