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宇宙

第6章 コルク星



『多分あいつはコロッケ星へと戻ったはずだべ。おいら達も行ってみるべ!カプセルはあるんだべな?』

絢は鍵をこっそりとってきて倉庫を開けた。
先日ママがカプセルを移動させていたのを絢は知っていた。

ネズミがチューチュー鳴き絢達の足元を駆け抜けた。
中に入るとイスは前乗った時よりもかじられて今にも脚は折れそうだった。

このイスいらない!

絢は置いてあるイスを外へと出した。

そして中に入り絢はマキの見よう見真似で電源をオンにしマイクに向かって言った『コロッヘックション!星へお願いします。』

『かしこまりました。』

言い終わる前にくしゃみをしてしまったがなんとか読み取ってくれカプセルは発射した。


カプセルの中では絢達は立ちっぱなしだったが胸がいっぱいで3時間があっという間に流れた。


小さな小窓を除いてみるとそこは光も感じない真っ暗闇の中だった。


カプセルの音声が流れた。

『コルク星へ到着致しました。』



『んコルク星?!違うべ!コロッケ星だべ!しっかりせんかポンコツ!』


『ウルサイ、グチグチイウマエニネンリョウイレロポンコツ』



『なんだべさ!ポンコツはお前だべ!』


ピーピーピー


『ど、どうしよう!!完全に停止しちゃった!これの燃料ってなんだろう、、』

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