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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

智「あら、早かったわね」


この子が、カズ君か。
うん、雅紀の言う通り色白で小さくて女の子みたいだ。


和「店閉めたんだ?
ところで探しものって何?」


雅紀の目がキラキラしてる
よっぽど気になってたんだ。


智「ピアスなんだけどね、昨日店で失くしちゃったんだって。
あ、こちらは潤子ちゃんと雅美ちゃん」

カズ君が俺たちの方をチラッと見た


雅「雅美…ってゆーか、雅紀です!宜しくね、カズ君」

潤「潤です」


和「どうも」


愛想悪っ!!


智「カズ、例のやつ持ってきてくれた?」

和「ん。」


カズ君がジーンズのポケットから取り出したのは
チェーンにクリスタルが付いてるもので。


雅「これ、何?」

和「ペンデュラム」

雅「ぺんでゅ…?」

和「振り子だよ。これでダウジングすんの」

雅「だうじ……え?」


なんだかよくわかってない俺達をよそに
カズ君がその振り子とやらを手に持ってフロアに立ち
それを前後に揺らし始めた

しばらくそれを見ていると
前後に揺れていたはずの振り子がクルクルと回り始めて。


和「このフロアには無いね。次、フィッティングルーム」

ぞろぞろと皆でフィッティングルームに移動した

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