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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

智「あら、愛の力かしら(笑)
じゃ、翔子ちゃんに電話してくるわね♪」

智子さんが電話をしている間
俺たちは一先ずボックス席に着いた


テーブルを挟んで
雅紀の目の前にはカズ君が居る



雅紀のやつ、完全に見惚れてる…。


雅「ね、さっきのやつ、凄いね!
失くした物の在り処がわかっちゃうんだ?」


カズ君がゲームする手を止めてチラッと雅紀の方を見た


和「失せ物探しだけじゃないよ」

セーブしたのか
ゲーム機をパタンと閉じてテーブルに置いた


和「知りたいことをシンプルに質問すれば
Yes,Noで答えてくれる。
試しにやってみる?」

雅「やるっ!!」

和「んじゃ、ここ来て?」

カズ君が隣りの空いてる席をポンポンと叩いて
雅紀がそちらの席に移動した



あれ?
意外とお似合いじゃね?



和「心の中で質問して?
知りたいことでもいいし
疑うなら
既にわかってることを試しに聞いてみるのでもいいよ」

雅「うん。わかった」


カズ君が振り子を前後に振ると
前後に揺れていたはずの振り子が
円を描き出した




和「Yesだって」

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