テキストサイズ

夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

雅紀に早く行けと煽られて
洗髪を待つ翔くんの元へと歩み寄った


潤「髪、流しますね。温度は大丈夫ですか?」

翔「うん。大丈夫。」


仕事場で
好きな人の髪を洗う

なんか変な感じ。


翔「昨日は…ごめんね」

潤「ううん。俺の方こそ…ごめんね。ちゃんとベッドで寝た?」

翔「…うん。」


ぎこちない会話をしながらシャンプーを終えて
カット台へと誘導すると
鏡越しに翔くんと目が合った


翔「潤くんがカットしてくれる?」

潤「いや、俺、まだカットは…」

翔「潤くんにしてもらいたいの。
失敗しても文句言わないから。
潤くんじゃないと意味がないの」


困ったな…

ふと雅紀の方を見ると
先輩と何やら話していて頭を下げたかと思うと
俺のところへとやって来た


雅「潤がカットしてあげて?
先輩にもOKもらったから」


翔「ありがとう、雅紀くん。
よろしくね?潤くん」


カットの練習なら散々やってきた
それでお金をもらうのは初めてだけど…


潤「わかりました。
どんな感じにしますか?」


翔くんにヘアカタログを渡そうとすると
それを拒んだ





翔「潤くんの好みに仕上げてください」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ