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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第5章 にのあい story

気が付いた時には
自宅のリビングのフローリングの上で


あれ…?俺……

そうだ。
突然苦しくなって倒れたんだ。

良かった、仕事場じゃなくて…




気胸の時の痛みとは違った
突然息が出来なくなるなんて初めてだ
念の為、明日検査を受けてこよう
何もなければそれに越したことはないし。



取り敢えずマネージャーに連絡して
俺はそのままベッドに潜り込んだ






朝、目が覚めて
痛みはなかったけど
迎えに来てくれたマネージャーと共に病院に向かい
諸々の検査を受けた


『特に異常は見られませんでした。
精神的なものかもしれませんね』

医者にそう言われたけど
思い当たることなんてなくて。




「相葉さん、何か悩んでますか?
若しくはストレスになってることとか、」


スタジオに向かう車の中で
マネージャーに聞かれた


仕事は順調だし
バラエティーをもう一本増やしたいくらい意欲だってあるし
そりゃ、嫌なことやイラッとする事が無いと言ったら嘘になるけど
それでやられちゃうほどストレスになってるわけでもないし。



「それがさ、なんもないんだよね」


マネージャーは首を捻ると
『また同じことが無いとも限らないですから
絶対隠さないでくださいよ!』
と、念を押した。


んなこと言ったってさ…

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