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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第5章 にのあい story

唇が離れて
まーくんの両手が
俺の頬を覆った




「好きだよ、ニノ…好きだよ…」




その目に嘘なんてなくて。




「あの時、俺…
ニノが自暴自棄になって居なくなっちゃうんじゃないかって
すごく怖かった…

昨日ね、家に帰って一人になったら息ができなくなるくらい苦しくなって…倒れたんだ」




え…?




「医者行ってきたけどなんでもなくて
精神的なものだろうって…

今日もメイク室行く時苦しくなって翔ちゃんにバレそうになってさ…


あの時のことが原因だった…
意識して思い出してるわけじゃないんだ
潜在的に深く残ってるみたい…

俺にとってはトラウマなんだ
もうあんな思いしたくない…」




まーくん…




「どこにも行かないよ、俺は。
ずっと一緒にいるって約束したじゃん。

俺たち5人で嵐でしょ?
嵐愛は永遠でしょ?」

ね?と笑いかけた。



「それだけじゃ嫌だ」

「え?」




「俺の愛も受け入れて…?」

「ちょっと待って、それはどういう…」

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