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アスタリスク【ARS.O】

第7章 障子に目あり

局の楽屋に着いてドアを開ける。

「おは…。」
「智くん、アキって誰?」

翔ちゃんがいきなり俺の前に立ちはだかった。

氷のような目をしてた。
怖い。
俺は震え上がった。

そこにチーフマネージャーが入ってきた。

マネージャーはドアを閉めると俺達を見渡した。

「大野が撮られた。」

一瞬で空気が凍りついた。

「いつ出るの…?週刊誌?」

相葉ちゃんが聞いた。

「安心しろ、撮られたのは週刊誌じゃない。大野が女といるところを目撃した奴が写真を撮ってSNSに載せた。」

皆が、ほっと息をついた。

「写真は、そのSNSではかなり出回っている。俺も確認したが…、あれはお前だな。」

マネージャーが俺を見つめた。

「松本、お前も絡んでるな。」

「あっ…。」

俺と潤は、同時に声をあげた。

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