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**奇跡*°

第8章 沙羅

「そんなに…」

「でもね、私生きてこれたの 優也がいたから 優也はいつも私の味方だった 生きる希望だった それを、あなたは簡単に壊そうとした! 私の気持ちわかる? 優也がいなかった時期どれだけ死のうと思ったか 私はあの日、たまっていた夏休みの宿題をしてたの 優也が事故ったって聞いても幼い私にはいまいち理解できなかったの だけど、怖かった…優也が離れていきそうで怖かった」

「ごめん…なさい」

「泣いたり謝られたりしたって許さないわ 傷ついたのは優也だけじゃないっこと忘れないで」

「…っ」

「じゃあ お先に」

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