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蒼い月の下で

第2章 歌姫

歌ーーそれは人魚姫にとって、餌を誘き寄せるための道具でしかない。歌で虜にし、口づけで心力を奪う。


ミラも呆れるほど教えられた。


でもやっぱり歌は、大切な者のためにうたいたい。人魚姫は綺麗な生き物として物語で語られてるが、そんなものは幻想でしかない。酷い偽りだ。


もしーー大切な者と出逢うことができたなら、ずっと歌をうたっていたい。声が枯れ果てるまで永遠に。


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