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恋色~SS~

第5章 真鈴の仕業

―――パサ、パサ、ガサゴソ、バタン…


海星の眠りを妨げたバタンの音。


真鈴「ゴメン、起こしちゃったね。でも、はい‥これしてね。」


海星「何だよ、見えねーだろ。」


真鈴「私の部屋で寝た罰。それとね海星、私ちょっと用事ができちゃった。今14時だから…。21時過ぎには帰ってくるからそれまでそのままいてね。」


海星「ちょ、コレ!?嘘だろ?!真鈴、外せよ。」


真鈴「ゲームの途中で寝たのがいけないんだからっ。さて、と‥忘れ物なし。海星、いい子でね。」


真鈴はバッグを持つと部屋をあとにした。


海星「だからって縛るとか無しだろ。って、真鈴!!」


真鈴に届かなかった俺の声は虚しくただただ部屋に響いた。


顔には目隠し、手を後ろで結ばれていたが脚だけは自由だが、ソファーに転がったまま一人放置された。


海星(14時…。7時間も放置かよ!?‥真鈴、帰ってきたら同じことしてやる。)


手の縄を解こうともがいてみるが解くことができない。


海星「く、っそ。ほどけねー。」


耳をすませると誰かが階段を上がってくる音が聞こえる。


ドアの前に誰かがいる気配を感じる。


海星(誰?真鈴が戻ってきた?そんな訳ないアイツが戻ってくるわけないか…。)


ドアが開く音と閉める音が聞こえた。


縛られているとは知らずに近づいてくる。


海星「麻理ちゃん?‥麻理ちゃん、なんだろ?」


寝起きで主張している所を、ジーンズの上から弄るように触られた。


海星「くっ‥、誰だよ?!触るなっ…。」


カチャカチャとベルトを外され、ジーンズを下げられパンツを見られる。


海星「ちょっ、ダメだって…。」


上から撫でられたあと、ボクサーパンツも下げられた。


海星の下半身が晒される。


海星(見られてるのか?)


海星は目隠しされたまま、下半身に視線が注目されていると思うと、早くもムスコは立ち上がり先から我慢汁が出てくる。


海星「一体、誰なんだ‥!?‥くっ…。」

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