
アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
「――――…最知も…泣きそう…だな」
ハッと…顔をそむけるけど…
俺も同じ顔をしていたらしい…
「―――…最知……あれは…」
「――――陣ヶ岡さん…気になる!気になるけど…今は…聞きません―――――…
陣ヶ岡さんが、大丈夫って思ったら…聞かせてください―――…」
俺は、無理にでも笑って見せた…
変な顔…してるって…自分でも自覚出来るくらい…
ひきつってるのが解る…
「――――あぁ…解った…
気になるって―――…お前は、正直者だな…」
「―――陣ヶ岡さんに…嘘はつきたくないですから…」
