
アイツまで徒歩5分
第11章 夢は高く!目標は低く?
それからは、俺も陣ヶ岡さんもお姉さんの事には触れずに楽しんだ!
パーキングエリア定番ソフトクリームは、濃厚でメチャクチャ美味しかった!
ちまちま買い食いしながら車に戻ると…
車のワイパーの部分に紙が挟まっているのを、陣ヶ岡さんが見つけた―――…
「―――…?何ですか?レシート?誰かのイタズラですか?」
俺は、イタズラだと思い広げて見ていた陣ヶ岡さんの表情を見謝った…
「―――――…ったく…次郎さん…」
俺は、ドキン―――――…と、気になるフレーズに…聞き流すことが出来なかった…
「―――…次郎さん……って…お姉さんの……」
お姉さんの…多分…大事な人?
何で…その人が…陣ヶ岡さんの車に…手紙?
しかも、こんな広い駐車場で…見つけたもんだ…
次郎さんって―――――…
何者!?
