
アイツまで徒歩5分
第23章 【番外編】ガキんちょ物語③
「あっ///君!!待って!」
無視して歩く俺の腕をつかむエロサラリーマン…
よっぽど…溜まってたのかよ…
それとも…未成年好きか?
「お兄さん…何歳?」
「///えっ!俺?23だよん?オッサンかな?」
うゎ…同い年…?
俺…今年23になるし…はぁ…
マジで俺ってば…何歳に見えてんだよ…
「つ〜か…俺…年下の彼氏と待ち合わせ中なんだけど…」
同い年サラリーマンは…え!?年下!?と、一瞬疑問顔になり…更に年下の可愛い少年を連想したのか…
鼻の下が伸びる―――――…
「え!ぇ?なら、その子も一緒に!!二人分…まとめて払うから!ね?」
うゎ最悪…き〜も〜い〜!!
「は?二人―――…支払うって…何の話し?」
そこにタイミングよく…公一君登場!!
同い年サラリーマンは、公一君見て…固まる…
可愛い顔はしていても…ガッシリ背の高い公一君…
見た目…俺より大人…
しかも…酒の匂いや―――…タバコの匂いまで漂わせて俺の隣に歩み寄る…
「遅くなりました…って…誰?知り合い?」
「え!!彼氏…年下って…え!!君…何歳?」
同い年サラリーマンは、俺と公一君を指差しながらパニックになる…
「―――来月23歳になる…お兄さん曰く…“オッサン”だよ!人を見かけで判断すんな、バーカ!!」
