
アイツまで徒歩5分
第3章 火の無い所に煙は立たない
コンコン―――――…
「チッ…入ってます!!」
個室のノックに…
一瞬…中森さんの手が緩んだ!!
俺は、恥を覚悟で!!叫んだ!!
「た…助けてください!」
「あっ!君――――!!」
俺の叫びに、中森さんは慌てて俺の口を手で塞いだ!!
「んっ///んんん!ん〜〜〜」
コンコン―――――…
「今…取り込み中!!解るだろ?プレイ中…邪魔しないでくれる?」
中森さんの綺麗な声が…こんなに憎たらしく思ったことはない!!
だが…酔っている俺は…ドアを蹴る事や…腕を払いのけることもできない!!
惨めで……涙だけが…溢れてくる!!
陣ヶ岡さんの恋人は……
怒らせると…怖い……人だ…
