テキストサイズ

ミニスカート

第4章 竜宮城

元の世界はすっかり変わっていて太郎が知っている人は全くいない。

虚しくなった太郎は死にたくなった。
竜宮城でもらった玉手箱を思い出した。
きっと中にはエンディングに役立つものが入っていると直感した。

玉手箱を空けるとすごい煙が出た。
そして、あれれ~、中学生ぐらいに若返った。

海を見ていると人魚が現れた。
昔、太郎が助けた人魚で、彼女も太郎の子供を生んでいた。

「若返りおめでとうございます。小さな箱は若返りの薬です。大きな箱を選んでいたら大変でした。竜宮城での一日はこちらの一年。知っている人もいなくて寂しいでしょう。竜宮城へお来しください」

人魚に言われるがまま太郎は竜宮城へ行った。

時のたつのは早いもので、太郎が全ての人魚に生ませた子供たちはいい女に成長している。

女王様は太郎を待ちかねた様子。全人魚を孕ませたはずなのに男はいない。みんな女。

人魚には近親相姦などの定義はないらしい。

男の子がデキるまではがんばってほしいと言われた。

かくして、若返った太郎は元気よく酒池肉林の世界をふたたび生きることとなる。

またまたヤリ過ぎでげっそりとやつれながらもがんばっている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ