テキストサイズ

恋空予報

第3章 恋

相葉side


「ニノちゃん先輩!
開けてください!先輩ったら!」


……なんで…?


やっぱり、俺のこと嫌いなの?


さっきまで、あんなに優しく笑って
くれていたのに……


「先輩……開けてよ…」



先輩、俺は、あなたの
心の奥まで触りたい。触れたいんだよ。


……俺が側にいるから、
だから、先輩は、笑ってて…?


「ニノちゃん先輩……開けて…」




俺が幸せにするから…


笑わせるから…


なんでもするから、
側に置いてください…


天気は晴れなのに、
俺の心は曇りだよ…


光なんて、見えないよ…



ニノちゃん先輩、
恋って、こんなにも
苦しくて、辛いんだね…






なんだ…

俺、ニノちゃん先輩が好きなんじゃん。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ