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恋空予報

第4章 決心

二宮side


「あ、その!
お菓子は二個まで。」

「えー!どっちにしようかな…」


明日はそのの遠足の日。
コンビニでおやつを買いに来てる。

だって、このコンビニ、
俺ん家のすぐ近くだし。


「ニノちゃん、先輩…?」



…声がした方をゆっくり振り返ったら
そこには櫻井と相葉がいた。


嘘だろ…


なんでこのタイミングで…


「?
にぃに、どうしたの?」

「あ、いや、なんでもないよ。
お会計しよっか?」

「はーい」


そのを抱き上げてレジに直行。


気付いてないふりしとけばいい。


ちょっと、心の準備ができてない。


「その、帰ろっか。」

「はぁい」


会計を済ませて、コンビニの
ドアを開けようとしたとき…


「先輩…?」

「……」


相葉に腕を掴まれた。


…空気読め。ばか


「誰ですか?
ちょっと、離してください。」

「え…?」


俺は相葉の腕を振り払って
コンビニを出て家に向かった。


「にぃに、今の人だぁれ?」

「ん?心配しなくて大丈夫。」

「ほんと?」

「うん。」


……あんなことしたら、
印象悪いよな……

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