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相葉side



「相葉～」


お昼休み、翔ちゃんと二人で
お弁当を食べてたら、
ニノちゃん先輩に呼ばれた。

もちろん、松本先輩もいた。


「はい？」

「あのさ…急なんだけど、
来週って空いてる？」

「えっと…午前中は部活ありますけど、
午後は空いてます。土曜日ですよね？」


なんだろう…？

なんか、することあったっけ？


「櫻井は？」

「あ、生徒会の仕事で午前中は
空いてません。でも午後は空いてます。」

「そっか…だってさ？潤くん」



……？


なにか決めることなんて
あったっけな？




「二人がよければなんだけどさ……
で、デートしない？」

「「デート！？」」



デートって、恋人同士が
遊ぶみたいな、あれ？


てか、なんで翔ちゃんも？



「Ｗデートってやつ？」

「いやです…」



翔ちゃんが唇を尖らせて
そっぽを向いた。


「あ、翔ちゃんがいかないなら
俺もいかない～！」

「な、相葉！」


ニノちゃん先輩に怒られたって、
全然怖くないもんね。


「Ｗデートがだめなら、
普通のデートは？」


松本先輩の提案に、翔ちゃんは
同意してる。


じゃあ、俺もそうしようかな……


「普通のだったら、いいです！」

「相葉も！？……仕方ねぇな…」



ニノちゃん先輩はぶつぶつ
なにか呟いてる。



「じゃあ、土曜日の午後な。
相葉。俺の家、分かるよな…？」

「はっ、はいっ」


俺が言ったら、「じゃあな、」って
優しくキスしてくれた。