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恋空予報

第1章 桜

相葉side


「じゃあ、翔ちゃん、また明日!」

「おうっ、じゃあなっ!」


翔ちゃんが頑張れよって
言ってくれた。


頑張りますよ。言われなくてもね。


翔ちゃんと一緒にいたくて、
一緒にばかなことをするのが好きで、
だから、ちょっと偏差値高いけど、
頑張って受験勉強して、
この高校に入ったんだ。


翔ちゃんは、俺の兄貴みたいな
感じだから、すぐ甘えちゃって、頼っちゃう。


でも、そろそろ卒業しなきゃね。
翔ちゃんだって、俺に
頼って欲しいし、甘えて欲しい。


辛いことや、悲しいことは、
全部はんぶんこしたいんだよ。



「うーん。疲れたぁ…」


部屋についたらなんか、
さっきまでしてた緊張が飛んだ。


二宮くん…か…

なんか、かわいい男の子だったな…

また、会えたらいいな…

多分、同じ学年だよね。

桜の木、見に行ってよかったかも。

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