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恋空予報

第7章 緊張

相葉side



「雅紀?」

「へ?あ、ごめん、なーに?」

「…あんた、さっきから
ぼーっとしてご飯食べないで…
どうしたんだい?」



ニノちゃんのこと考えてました。

なんて恥ずかしくて言えない。



「いや、明日学校かぁ…って」

「ふーん、なら早く食べてちょうだい
片付けたいから」

「あ、はぁい…」



…うちは中華料理店やってるから
母さんも父さんも忙しそうにバタバタしてる。


俺も手伝ってあげたらなって思うけど、
今は勉強と部活が大事だからって
手伝わさせてくれない。


…手伝えたらな。

母さんと父さんを楽させてあげたい。



「兄ちゃん、宿題教えてー!」

「ん?どこ?」

「ここー!」



俺には弟がいる。

頬っぺたが赤いのが特徴の
五歳の祐介(ユウスケ)だ。

みんなからは、ゆうちゃんとか
ゆうくんとかって呼ばれてる。


「これわかんないの?」

「うん」


俺もしばらく考えてみるけど、
なかなかわかんない。


保育園の宿題なんだってさ。


こんな難しいのでるの?


「…兄ちゃん?」

「ごめん、わかんないや…」

「ふーん。いいや。
そのちゃんに聞こっと」



そのちゃん?



…ニノちゃんの妹さんも
そのちゃんだった気が…


ま、いっか。


明日の準備しなきゃ。

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