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嫌われ狸の一生

第7章 ギャンブル

父親がギャンブル狂いだったことを反面教師にしてか、ボクはあまりギャンブルをやらない。

パチンコは本当にたまに、1000円だけ。
最近、ジャスコとかにあるゲームコーナーのメダルゲームも100円だけやって、増やしたメダルを貯めているので、一回20枚だけ遊ぶ。だから無料。

ボートレースは、無料のライブとかある時だけ行って、ライブ終了まで(大体7レース)までを1レース100円だけ勝負する。

買うのは選んだ3つのうち2つが2位までに入ればいいという三連復ってやつ。配当は低いよ。
それでも千円ぐらい黒字になったこともある。

ちなみに、ライブやイベントに来たのは、松本伊代とかだいたひかるとか小柳ゆきとか・・東国原さんのトークショーもありました。

あとは、ロト、ミニロト、7を一回一口だけ買っている。ジャンボは年末のみで、連番10枚だけ。最近はミニも連番10枚。

本当にお遊び程度でしょ。ロトとかは数字を分析して考えるのが楽しい。

父親は、本当にギャンブル好きだった。
幼い頃は父親とドライブに行くと必ずオートレースに連れていかれた。
たまに仮面ライダーとか来ると楽しかったが、そうでないと退屈で仕方ない。爆音がうるさいし。

勝つと機嫌がよくて超合金とか買ってもらえるのが楽しかったが、負けると超機嫌が悪くておそろしい。

宝くじを買ったというのはあまり聞いたことがない。オートレースやパチンコなどすぐに結果が分かるものを好んでいた。

そうそう、パチンコはスゴかった。

事業に失敗する前は、東映まんがまつりみたいな映画に連れていってもらったが、映画の前か後は必ずパチンコ。

当時は幼い子供でもパチンコ店に入れたから一緒に連れていかれた。今なら警察呼ばれちゃうね。

ボクは天才で、落ちている玉を拾ってパチンコをやって、そこからジャラジャラ出して、超合金をゲットしたこともある。

ちなみに当時のパチンコはレバーを弾いて一発一発打っていくもの。
今の連発式のパチンコしか知らない人には?ってカンジかな。

こんな天才的な経験をしてもボクがパチンコをやらないのは、千円なんて一瞬で終わる連発式のパチンコに魅力を感じないのもあるが、やはり高校生の時にあった給料日に8万円使い込み事件かな。

給料日に8万円も使われて、借金の返済もあって、その月の生活費は困ったはずだ。

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