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カラダも、ココロも。

第3章 新人社長


「ユキぃ、早く!」
更衣室にはいるなり、同僚のキララちゃんに急かされた。
キララちゃんはギャル特有の口調と、高いテンションがウリだ。

私は脱ぎかけたジーンズをまた上げて、そのまま出る。

「えっ!?その格好で行くのぉ!?」


(…この状況、前の店長の時と若干デジャヴュだな…)

まあいいやっ!行くよ〜!と言うキララちゃんに着いていき、エレベーターに乗る。

淡くオレンジに光るボタンは1。
1階…キャバクラ部門に何の用が?

ポーン…
《1階デス》
音とアナウンスに反応して、多くの人が此方を向く。
しかし私とキララちゃんを見ると、興味なし、といった具合にスグに視線をそらされた。


(てか、人…多すぎない!?)


キャバクラ部門の他にも、ホステス部門、セクキャバ部門の人達全員がいるのだ。
しかも全員ドレス姿…。
(何でそんなに気合い入ってるの?)


「ちょっとユキ!キララぁ!!」
店長が駆け寄って来る。
その表情は…ちょっと怒ってる?


「ダメじゃない今日はエレベーター使っちゃ!」

「えー、別にまだ来てないからいぃじゃあん」


何やら言い合いをしている。
(本当に何があるの?パーティ?)




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