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小さな恋のストーリー

第4章 会えなくても

服を脱ぎ裸になると、スマホをジッブロックに入れた。


「よし」


湯気が沸き立つ風呂場に行くと、ジッブロックに入ったスマホを隅に置き、シャワーを浴び、程よく温まった浴槽にザブーンと入る。


「ああ…」


思わず気持ち良くて声が出た。


「さてと…」


隅に置いたスマホを手に取り、ラジオアプリを立ち上げた。


いくつかの局を聴いてみる。


「これだ」


《本日はスティービーワンダー特集をお送りしています》


DJがそう告げると軽快な《DO I DO》が流れ出した。




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