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小さな恋のストーリー

第4章 会えなくても

美和子の寂しそうな顔が浮かぶ。


僕も恋しくなり胸が裂けそうになった。


『うん、そうだね。僕も美和子に会いたいよ』


『もうふた月、会ってないよ』


『そんなになるか~』


『最近、陽ちゃん、忙しいもんね』


『ごめん...』


最近、休日出勤ばかりで、遠距離なのに貴重な月イチデートもしてやれてない。


ラジオから流れる、切ないピアノの音が、余計に僕達の気持ちを苦しくさせた。


最後の歌詞がgood byeと追い討ちをかける。





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