
泣かぬ鼠が身を焦がす
第13章 正直の心より
口の中で純のが大きくなって、放出の準備をしたのがわかる
俺はそこを力一杯吸い上げた
「ぅあ、あ……あーーっあぅ、ぅん」
「ん……っ」
大きな嬌声が上がって、純のそこが俺の口の中へ射精する
口の中に味わったことのない苦味と生臭さが広がった
当然のことながら飲むのは初めてだが
愛しい人のなら何て事ないというのはあながち間違いじゃないんだな
口の中に出された精液を全て飲み込んで口元を手首で拭っていると、純が慌てて上半身を起こした
「わっ!? 何してんの! 吐き出していいってば!」
「どうして。純だって飲んだろう」
「そ、だけど……っ」
言い淀む純に鼻が触れるほど近づく
「な、なに……」
「俺にはダメだと言ったが、自分は慣れているからいいって言いたいのか?」
「それは、そんなこと……ない、けど」
図星か
純の反応にイライラする当たり、俺も随分心が狭くなったんだな
俺はまだ生臭さの残る口で純にキスをして舌をねじ込む
「ん、んーー……ぷぁ……うぇ、まずい」
「自分のだろう」
「自分のだから嫌なんだっつの」
顔を顰める純の耳を舐めて
「俺も。純のだから飲んだんだ」
って言ってやった
