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泣かぬ鼠が身を焦がす

第29章 黒白を


さっきとは違って、快感だけに身を任せることが出来る

そのことが嬉しくて堪らない


「あっ、あ……! っあん、んー……そ、こ……き、もち……っん」
「ここか?」
「あぁぁ、そこ……!! んーーん、んっ」


擦ってほしいところを素直に言葉にすれば、期待以上の気持ち良さで擦られる

さっきまで恐怖で萎えていたはずの俺のちんこはいつの間にかびんびんに勃起してた


「ふぁ……っ!? なに、それ……っやぁ……!」
「嫌? 気持ちいいの間違いだろ」


拓真さんが俺の裏筋を触れるぐらいの強さで爪で引っ掻いて来て、俺は高い喘ぎ声を上げる


それ、マジでだめだから!!!
だってそんなの


「す、ぐ……イっ、ちゃ……イぐ……っから」


俺は両手で自分のちんこを握り締めた


だめ
まだ

イきたくない……!!

久しぶりのセックス、もっと味わいたい!


それに多分拓真さんまだだし
一緒がいい


その一心で俺は射精したいのを必死で我慢して塞きとめるけど、それが拷問みたいに苦しくてなのに気持ちよくて

頭おかしくなりそうだった


「これ、辛くないのか?」
「触んなよ……っ!! あ、あぁぁぁ……う、」

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