泣かぬ鼠が身を焦がす
第33章 能ある鷹も身を焦がす(サイドストーリー2)
質問したんですから、ちゃんと答えて頂かないと困りますね
私は答えられない三村様の代わりに目で確認しようと、三村様の履かれていたスラックスを脱がします
「あっ……」
三村様は小さく声を漏らされましたが、手を拘束されている状態では何の抵抗もできず
「……」
顔を赤くしただけで何か言葉を発せられることもありませんでした
スラックスを取り去ってしまうと、現れた下着には明らかに色の違うところが
そこを指で触れると、粘り気のある液体が指につきました
やっぱり
自分の考えが当たっていたことを確かめ終えると、三村様がこちらをじっと見ていることに気がつきました
またそんな
うっとりとした目でこちらを見ないで下さい
「私の質問に答えないような方の希望はもう聞いて差し上げられませんよ」
「！」
私の言葉に不安そうな、それなのにどこか期待を持った表情に変化される三村様
「……汚れてしまった指、貴方が綺麗になさって下さい」
私が先ほど三村様の下着に触れ汚れた指を口元に持っていくと、三村様は喜んで私の指に舌を這わせ始めました
その光景が妙に色っぽく見えます
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