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「あら、じゃぁヒロくんってよぼうかしら？」




「........。」





「......ほら、ヒロ。おいで。」





龍牙さんの後ろに隠れていると腕を引っ張られて前へと出される。









龍牙さんが僕をヒロと呼ぶ理由。それは僕が両親につけられた弘樹という名前が死ぬほど嫌いだから。







自分を捨てたようなクソ野郎のつけた名前なんて龍牙さんにはよんで欲しくない。









だからダメだよ、僕のことをヒロと呼んでもいいのは龍牙さんだけなんだよ？








どうしてこの人に呼ばれなきゃいけないの？








「ダメ。よんじゃだめ。」





「おい、ヒロ.....」




「ごめんなさいね....弘樹君の方が良かったかしら....」






そう呼ばれた瞬間全身に鳥肌がたつ。









:あんたはいらない子なのよ。:










この女は、あのクソ女？





僕を捨てたあのクソ野郎？







「呼ぶな！！！！！！」