テキストサイズ

偽りの向こう側

第20章 みんなの森再び

嵐はタイムラインにいなかった。

……よかった。

ほっと胸を撫で下ろす。

だからといって
状況は何も変わっていない。

今日だけではない。

この先どうしたらいいのか。

《高円寺で一緒に飲める人いませんか?》

ふと目に止まったタイムライン。

名前 コージ
性別 男
年代 30代
都道府県 東京都

〈私で良ければいかがですか?〉

誰でも良かった。

一人になりたくなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ