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偽りの向こう側

第4章 嵐(きっかけ~みんなの森)

俺は大学生ということを公言せず営業マンと
いうことにした。

仕事をしているミナミと対等になり話を
したかった。

それに外回りが多い営業マンというテイなら
いつ返信しても自然である。

チャットだけでもミナミの雰囲気は充分窺えた。

アイコンの写真は俯いていてどこか寂しげな
雰囲気を醸し出しているが
チャットで話をしてみると物腰が柔らかく
聡明な女性だった。

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