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(旧)短編☆中編小説集

第11章 運命の愛

男「そこをどけ」

横「そうはいかないね」

玉「絶対、許さないから」

男「なら力ずくでも」

横「おまえ誰を敵に回していると思ってる?」

男「なに!」

玉「ミツはいや俺達の後ろにいるのはジャニー社長だよ」

男「‥‥っ」

横「そこのタレントに手を出そうとしたんだ、ただでは済まない事を覚悟するんだな」

男「こっ、こいつあれからジャニーズ事務所に入っていたのか」



と、その言葉で俺はこの男が誰なのか気づき。



藤「おまえ、あの時の痴漢野郎だな」



グイッ!

怒りに身を任せその胸ぐらを思いっきり掴んでしまう



男「くっ、なぜ、それを」

横「太輔、どういうこと」

玉「痴漢ってミツが」

藤「あの人壁の中から北山を助け出したのは俺だからだよ」

北「藤…ヶ谷」

男「そうか、お前が」

藤「二度とそんな事をしないよう懲らしめてやるから覚悟しとけ」

男「くっ、ガクン」



そう言うとガクッと肩の力を落とす痴漢野郎。

それから―



警「取り合えず、警察には不法侵入に暴力沙汰を起こしたという事で通告しましたすぐ逮捕しに来るそうです」

横「有り難うございます」



こいつは、連行されて行き



藤「はい、そうです!えっ北山ですか無事ですけど、かなりショックを受けています、あっでも後は俺達でなんとか、はい詳しいことは帰ってから話しますんで社長お願いします、あいつとことん懲らしめてやって下さい」



俺は、社長に連絡をし。



横「太輔あとは任せた」

藤「わた」

横「俺は別の部屋で寝る、その方がいいだろ?」

藤「ありがと ニコッ」



ガチャ、バタン!

実は、わただけは俺の北山への気持ちを知っていたんだ。

いつだったか、飲みに行ったとき。

ついポロッと口走ってしまってよ、ハハッ!

だから気を遣ってくれたんだろうな。

―で、とうの北山は無言で布団の中へ潜り込んでしまい。

さて、どうしたものか。

こいつの受けた傷はかなり深いはず。

俺は自分がどうすればいいのか思案にくれていた。

その姿を見つめつつ―





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