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「言葉じゃない。誠意だ。佐伯胡桃が
俺を男として再起させたいという気持ちだ」
「でも結局はセックスじゃないですか。
だから契約を打ち切らなかったんですよね？」

最終的にはそれ。

いくら綺麗事を重ねたって
セックスというゴールは一緒。

「では聞くが、俺の愛撫はどうだった？」
「……どうって……それは……」

言葉では言い表せないほどの高揚感であり
それでいて心地よく愛情が感じられ
大切に扱われていると体感していた。

「佐伯胡桃が俺にしてくれたことを
藤咲さんにしただけだ。誠心誠意な」

身をもって教えてくれたということか。